女性は爵位を継げるか Part III – スコットランド –
スコットランド貴族の事情
スコットランド貴族は結構特殊です。そもそもイングランドと異なり、国王の権力が諸侯よりもかなり弱かったために、諸侯に有利になっていることが多いようです。
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女性は爵位を継げるか Part II – by Writ –
writによるイングランド貴族の爵位
さて、14世紀にLPによる授爵が定着するまでは、Writが使われました。Writは正確にはWrit of Summonsと言い ...
女性は爵位を継げるか Part I
貴族制なり称号制なりは、何かと前近代的なものとしてみられがちですが、似非フェミニストの方々にとって抗しがたい魅力に駆られる命題の一つが「女性は爵位を継げるのか」ということでしょう。こ ...
英国の署名に関するメモ
エリザベス二世女王は、即位後御自身の称号を定める詔において、次のように署名しておられます。
Elizabeth R.
英国で赤い郵便ポストを見たこ ...
メアリ一世の夫君 – フェリペ二世 – 婿殿シリーズPart IV
今回はメアリ一世の夫君について考えて行きましょう。
メアリ一世の夫君はスペイン史上もっとも有名な国王であろうフェリペ二世です。レパント海戦とカレー沖海戦というスペイン・ハプスブルクの上昇と下降という二つの分岐点を現出した人 ...
英国女王の夫君の称号の種類 – 婿殿シリーズ Part III
先の記事を参考にしていくと、英国女王の夫君の称号に以下の種類が考えられることになります。
King (of England/GB ...
英国女王の夫君について – 婿殿シリーズ Part II
さ ...
jure uxorisに関するメモ – 婿殿シリーズ Part I
最近夏バテ気味なことと多忙なこともあって更新が滞っていましたが、またじっくりとやっていくつもりです。
今回から、数回のシリーズで「婿殿」に関する考察をしていきたいと思いま ...
妻が妊娠中に有爵者が死亡した場合の相続 – もうひとつのabeyance
以前に、abeyanceという概念をさらっと扱いました。イングランド貴族における女性の爵位相続権に関する件で、女性の姉妹が共同相続人となる場合、爵位はabeyance、つまり現有者不 ...
Marquess/Marquisに関するメモ
先日来より話題にあがっている‘Marquess’と’Marquis’に関することをちょっと考えてみましょう。ただ、今回はメモ程度の簡単な愚考にとどめておきます。 ...