昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part 3
前回のポストで、ウェルシュリヴァイヴァルに関するやや揶揄を込めた同世代人のコメントを紹介しました。
さて、前回の記事でも触れたように、このリヴァイヴァルの中心を担ったのがカルヴァン派メソジスト(ウェールズ長老教会)です。
昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part 2
1904年から1905年にかけての最大のムーヴメントは前回述べたようにエヴァン・ロバーツの登場です。26歳という若い彼の説教により、ウェールズは熱狂に包まれ、10万人規模の若者が教会に戻ってきたと言われます。
彼の説教のポ ...
昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part I 概略編
昨今の宗教離れもなかなかものがありますが、歴史的に色々と見ますと、一定のサイクルで宗教離れが起こっています。そしてそれに対するカウンター運動が起こる、それを繰り返しています。
キリスト教史で例を挙げると、有名なところでは、 ...
女性は爵位を継げるか Part III – スコットランド –
スコットランド貴族の事情
スコットランド貴族は結構特殊です。そもそもイングランドと異なり、国王の権力が諸侯よりもかなり弱かったために、諸侯に有利になっていることが多いようです。
...
女性は爵位を継げるか Part II – by Writ –
writによるイングランド貴族の爵位
さて、14世紀にLPによる授爵が定着するまでは、Writが使われました。Writは正確にはWrit of Summonsと言い ...
女性は爵位を継げるか Part I
貴族制なり称号制なりは、何かと前近代的なものとしてみられがちですが、似非フェミニストの方々にとって抗しがたい魅力に駆られる命題の一つが「女性は爵位を継げるのか」ということでしょう。こ ...
英国の署名に関するメモ
エリザベス二世女王は、即位後御自身の称号を定める詔において、次のように署名しておられます。
Elizabeth R.
英国で赤い郵便ポストを見たこ ...
メアリ一世の夫君 – フェリペ二世 – 婿殿シリーズPart IV
今回はメアリ一世の夫君について考えて行きましょう。
メアリ一世の夫君はスペイン史上もっとも有名な国王であろうフェリペ二世です。レパント海戦とカレー沖海戦というスペイン・ハプスブルクの上昇と下降という二つの分岐点を現出した人 ...
英国女王の夫君の称号の種類 – 婿殿シリーズ Part III
先の記事を参考にしていくと、英国女王の夫君の称号に以下の種類が考えられることになります。
King (of England/GB ...
英国女王の夫君について – 婿殿シリーズ Part II
さ ...